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害り 包 と 七爺八爺 大 女子 き 

こんにちは、留川ほちょです。HPも見に来てね!(´∀`)http://hosokawahocho.web.fc2.com/

 

劇団四季「夢から覚めた夢」

劇団四季「夢から覚めた夢」を見に行きました。

正直、話の最初と最後以外は、結構退屈だった。
でも、今頃、色々考えてしまう。

なんか、私はどうも生死のことを悶々と考えてしまうところがあるので。
この話のテーマも、そこで。



ネタばれな内容なのですが。

死後の世界を見てみたい!!という好奇心旺盛な主人公のピコが、
ある日夢の中で、マコという幽霊と出会って、
一日だけ幽霊と人間を入れ替わり、死後の世界を覗き見してくる話。

人は死んだら、生き様に応じて白いパスポート、黒いパスポートを持たされ、
白いパスポートは天国で光になって、黒いパスポートは地獄に落ちる。

ピコは、死後の世界で、閻魔大王の裁きの間みたいなところで、
いろんな死者と交流してくるのですが。
その中で、グレーのパスポートの「生前、自分の命を大事に生きなかった人が」が床掃除とかで働かされてて。ここで罪を償って、真っ白なパスポートになったら、光の世界に行ける人たちで。

その中に、メソという男の子がいて。
いじめを苦に自殺した人の幽霊で。


自分の苦痛や自殺の正当性を口にするけど、
戦争や病気で命を奪われた人達から
「生きられた命を放棄した人」と言われていて。
そこが、ものすごく、心に刺さったなあ。



メソが、ピコの持っている白いパスポートを
自分のグレーのパスポートとすり替えるシーンで。
メソのパスポートは、その罪で、真っ黒になってしまうんですが。
最終的に、ピコは新しく白いパスポートを再発行してもらい、
メソもそのまま光の世界に行けるんですが。

なんか、モヤッとしたんだよね・・・。
「人情」の世界というか。

だって、メソは、自分の自殺の罪をまだ償ってないんだよね。
その上でさらに他人を蹴落として自分が幸せになりたいと欲をだした。

そんなメソに、ピコは「私がここで働くから、メソを光の世界に行かせてほしい。」という。
死後の世界の天使と悪魔は、ピコのその言葉に心を打たれて、
メソとピコに特別措置をしてあげる。


私は、ここが大嫌いなんですよ。


なんかさ、ピコは、すごく優しいコだと思う。
誰かのために、できるだけ自分にできることをしてあげたいコでさ。
でも、誰かのために何かをしてあげるということは、
生きていてこそ、できるものだと思うのですよ。
だからこそ、誰かのために命を張るのはいいと思うけど、
絶対に自分は生きなきゃいけないし、
生きて、その人の分まで必死で生きるのが、
だいじなんじゃないかな、って思う。
それが、「償いの共有」だと思うんですよ。

あの世でのピコとメソへの特別措置とかだってね。あんなの、真面目に生きて苦労して志半ばで死んでいった人から言わせたら、ものすごく不公平で残酷な行為だと思うよ。


生死っていうのは、人情が介入できないからこそ、本当の意味で平等なんだと思う。
どんなに恵まれた一生を過ごしてきた人でも、絶対に死からは逃れられないし。逆に辛い人生を逃げずに歩んできた人や、一日一日を一生懸命生きてくたびれ果てた人にとっては、最高のゴールでもあると思うんだよ。

そして、神様や天使、悪魔は、絶対に人情でブレないで、
きちんと平等に魂を天国と地獄に振り分けてほしいと。
心からそう思います。

世の中に良心があるとしても、
人間の中にある良心が神様の良心と同じであってはいけないと思う。
神様の良心は「人間に関わらずに、人間を信じてひたすら見守ってくれる存在」であってほしいんです。
一生懸命頑張って、それでもうまくいかない人をなにもせずに見守るというのは、やっぱり相当つらい事だと思うんです。人間には人間の良心があって、本当に困ってる人を見捨てられないのが、「人の良心」だ思う。
それが神様の中にあるなら、それはもう神様じゃないと思うんです。

それに、前に寺で教えてもらったけど、
生前の悪事を裁く閻魔大王も、もともとはやさしい仏様だそうで。
人間の悪事を裁くために非情な閻魔大王になるというのは、やっぱり人間の感覚で言うと、相当の覚悟がいると思うんだよ。人間の悪事を裁くというのは、結局は人間がしてきた罪を浄化させてあげる環境に導くということで。他人の罪を洗うために何も悪いことしてない仏様が閻魔大王になるというのは、本当に傷つくことだと思う。
「許さない」という行為を持って、人と一緒に傷ついてくれるのが神様だとしたら、神様や閻魔大王は本当にやさしい存在だと思う。



「許すことが大事」って、偽善の人は言うけど、
許せるところまで徹底的に付き合わず、許してしまうのは、
相手に背を向けるのと同じ行為だと思うんだよ。
少なくとも、私はそう思う。



やっぱりね、この話は人間が作った話なんだな。
というのが、感想です。
でも、だからこそ夢があるというか。

人間、誰もが「お話」というものに、夢を求めて、
残酷なほどに平等な日常に対して、救いを求めるから。

逆にさあ、神様は、人間に夢なんて、くれないよね。(´∀`)
「夢は人が作るもの!!!!!」



私の思考は、どこまでも、そういう燃えるような「夢」に対して
バシャッと水をかけるようなものなんだなあと思ってしまったりするんですが。
あーあ。(゚∀。)

でも、私の神様への「見守ってください。」という気持ちも、
また夢だと思うんですよ。



人でよかった。
来世も人でありたい。




細川ほちょのHP ZIPANG






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